PTA活動は楽に楽しく! ~広報 Yさんの「 広報研修会」レポート

 こんにちは、湯島小学校PTAの広報委員です。文京区主催のPTA広報研修会に参加してきました。PTA 広報紙のミッション、企画の進め方、テーマの立て方、具体的なレイアウト方法など、PTA 広報紙作りの実践講座です。

 PTAの広報委員の私達ですが、これまで誰も広報なんて経験したことがありませんので、みんながみんな手探りです。区がこういった研修会をしてくれるのは大変にありがたいですね。文京区内のPTA関係者の方が大勢集まりました。

講師はPTA発のイノベーションを目指すNPO団体から

 本日の講師の方は、NPO法人レイボーリボン代表の緒方先生です。
 緒方先生から、広報紙作りの意義、企画の進め方、テーマの立て方、レイアウト方法など、幅広くなおかつ具体的なテクニックを教えていただきました!

 まずはNPO法人レインボーリボンさんのご紹介です。NPO法人レイボーリボンさんは、葛飾区のPTA保護者から発足した、PTAイノベーションを目指す団体だそうです。
http://rainbow-ribbon-net.org/wp/pta/

 レインボーは多文化を意味しています。外国ルーツの親や子供、障がいのある親や子供などなど、多様性を認め合い、子供の幸せのために活動することを目指しているそうです。

 代表の緒方先生が初めてPTA広報となった当時、広報部員に複数人の外国人ママがいました。しかし、外国人のママは広報誌や学校からのお便りを読めずに困っていたといいます。文化や言語の壁はもちろん、それぞれの家庭にそれぞれの事情がある中で、どうしたら子供達みんなが楽しい学校生活を送れるのかを考え、PTA活動の改革に挑まれたそうです。
 たとえば、それまではジャンケンやくじ引きで決めることもあった委員を、すべて立候補で決めるようになったらPTA活動はかえって活性化したといいます。
 今ではNPO法人となり、いじめ防止の活動や、こども食堂を運営して経済的な困難のある子供達の支援をするようになっているそうです。

PTA活動の運営の仕方

 PTA活動は、楽に楽しくが鉄則です!無理をする必要はありません!と、緒方先生。PTA活動で役立つ具体的なテクニックをたくさん教えていただきました。

・「実は…」テクニック

 まずは、保護者同士で仲良くなると円滑に活動を進めることができます!お互いに自己紹介をする時は、名前にプラスして、「実は…」をつけた一文をつけてみましょう。
「実はPTAが何しているかよくわからなくて、はじめて役員になって困惑してます…。」
「実は今リモートワーク中なので、ちょっと抜けて仕事の連絡をしてこないといけないんです。」
など、「実は…」を頭につけた自己紹介をすると打ち解けやすくなります。

 皆さんフルタイムでお仕事をしていたり、不慣れなPTA活動でドキドキしているという、似た境遇にいることが多いものです。共感できるところが本当にたくさんあり、実際このテクニックで研修会のグループメンバーはあっという間に打ち解けました。

・広報記事の作り方

 記事の具体的な作り方を教えていただきました!

写真編

全体写真と人物の個別写真、両方あるとGood。
顔写真は、顔が紙面の内側を向くようにレイアウトします。
右ページの顔写真は左向きの写真、左ページの顔写真は右向きの写真にします。
イベントの記事の場合、写真は時系列がわかるようにします。
たとえば運動会なら、入場行進の写真から始まり、競技の写真、子供達の作った飾りの写真、というようにディテールもわかるような写真と写真の説明をつけると、雰囲気も伝わりやすいのです。

見出しの付け方

見出しは2つ以上つけるとわかりやすいそうです。

A見出し
A補足見出し、またはリード文
B見出し(本文中のキーフレーズなど、内容がわかるもの)

という構成にすると、読む人が興味を引かれやすいそうです。

ワークショップ

 研修会の後半では、実際にPTA広報の模擬企画を立てて紙面を作ってみました。他校のPTAの方々ともリアルな意見交換も出来て、本当に参加してよかったと思える有意義な研修会となりました。

 保護者の方、湯島の地域の方、小学校の先生方に、湯島小学校PTA活動がより身近に感じられるよう、今回の研修会を活かして発信していきたいと思っております!

文:広報委員 Y